JIS R 3106-2019 板力ラスの透過率 · 反射率 ·放射率の試験方法及び建築用板力ラスの日射熱取得率の算定方法_第1页
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文档简介

及び建築用板力ラスの日射熱取得率の算定方法(FGMAJ/JSA)日本工業標準調查会審議(日本規格協会発行)R3106:2019日本工業標準調査会標準第一部会建築技術専門委員会構成表氏名所属(委員会長)伊石伊石加鎌橘清棚西服藤藤真村本山吉藤川藤田高野野野部田野野川橘崎野弘明加奈子珠枝まり子德仁国立研究開発法人建築研究所東京大学名誉教授東京農工大学首都大学東京国立研究開発法人建築研究所一般社团法人建築·住宅国際機構東京電機大学一般社団法人日本建築学会(一般社団法人建築研究振興協会)独立行政法人住宅金融支援機構国土交通省大臣官房官序営籍部O主務大臣:経济産業大臣制定:昭和60.2.1改正:平成31.3.20官報公示:平成31.3.20原案作成者:板硝子協会一般財団法人日本規格協会(于108-0073東京都港区三田3-13-12三田MTビ儿TEL03-4231-8530)密議部会:日本工業標準調査会標準第一部会(部会長酒井信介)密議専門委員会:建築技術専門委員会(委員会長伊藤弘)都千代田区霞が関1-3-1)にこ連絡ください。●序文 ! 2引用規格 23用語及び定義 24記号及び添字 :4.1配号及び単位 3 35分光透過率及び分光反射率の測定 3 3 45.3可視光及び日射の波長域における測定 45.4常温熱放射の波長域における測定 56分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の算定方法 57可視光透過率及び可視光反射率の算定方法 7 7 78日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法 g 9 99日射熱取得率の算定方法 ! 1 9.4ガラス板の間の中空層の熱コンダクタンス 10報告 附属書A(規定)分光特性の换算方法 附属書JA(規定)合わせカラスの分光特性の换算方法 附属書JB(規定)常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透過率の測定方法並びに 附属書JD(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表 ●著作権法により無断での復裂,転截等は禁止されております。板ガラスの透過率·反射率·放射率の試験方法及びIS09050:2003,Glassinbuilding-Determinationoflighttransmittancc,solardirecttransmitance,ラス)套之。2transmittance)ofmultijpleglazing(MOD)注9日射は,直違日射,すなわち,大気图を透過して地上に直接到違する近紫外,可視及び近赤外2103[3]参照)。●3R3106:2019構成体(component)2枚以上のガラス板を中空層を介して平行に配置して組み合わせた板ガラス。例えば,複層ガラス及び真空ガラスをいう。なお,構成体の一部の連続するガラス板の組合せを部分構成体という。4記号及び添字表1-記号及び単位記号量单位t透過率一p反射率a吸収率λ波長DCIE昼光D₆sのスペクトル分布VCIE明順応標準比視感度E直達日射相対値の標準スペクトル分布ε放射率R熱抵抗,熱伝達抵抗hn熱伝達率,熱コンダクタンス構成体のガラス板の枚数一一Iガラス板の屈折率ガラス板の吸収熱一W/m²一W/m²Tガラス板の温度KNガラス板に吸収されて室内へ伝達される熱流の,入射する日射に対する比率一表2一添字記号意味Venrcfb可視光日射室内側からの入射に対する垂直室外侧室内側放射対流室外侧入射室内侧入射1枚のガラス板ではそれ自体について,また,構成体ではその材料のガラス板について測定を行う。4以下,780nmを超える波長範囲では,それぞれ2%以下及び1%以下とする。分光透過率及び分光反射率は,可視光については表3,日射につい揮入しない状態を基準とし,その分光透過率を1とする。度の比を求める。相対反射率測定法の場合は,比較用の標準試料として,表3及び表4における波長5测定方法は,附属書JBによる。6分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の算定方法成体としての,室外側から数えてj番目のカラス板の分光吸収率。(1)は,式(4)による。のガラス板の分光吸収率a(X)=1-r;(λ)-p₁(λ)a'(2)=1-t,(2)-p';(2)i=jのとき,y(A),p;(A)及びp',(A)は,室外侧加らj番目の力ラス板とt₁,o(A)=1,p'o,(2)=0,Pn+1,(A)=0とする。1~3枚のガラス板から成る構成体の分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の計算式を,例1~例3に例11枚のガラス板の場合著作權法により無断での複製,転載等は禁止されております。著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。6R3106:2019例22枚のガラス板から成る複層ガラスの場合2枚のガラス板から成る複層ガラスの分光透過率及び分光反射率は,式(1)~式(3)においてi=1,j=2として,式(5)~式(7)による。………………また,分光吸収率は,式(4)においてn=2及びj=1,2として,式(8)及び式(9)による。ここに,zi₁(A):室外側ガラス板の分光透過率p₁(λ):室外側ガラス板の分光反射率(室外側方向から入射)p'₁(A):室外側ガラス板の分光反射率(室内側方向から入射)α₁(A):室外側ガラス板の分光吸収率(室外側方向から入射)α₁(A)=1-ti,i(2)-pi,(A)a'(A):室外側ガラス板の分光吸収率(室内側方向から入射)tz₂(λ):室内側ガラス板の分光透過率pz₂(λ):室内側ガラス板の分光反射率(室外側方向から入射)a₂(λ):室内側ガラス板の分光吸収率(室外側方向から入射)定值を用る。例33枚のガラス板から成る複層ガラスの場合3枚のガラス板から成る複層ガラスの分光透過率及び分光反射率は,式(1)~式(3)においてiまた,分光吸収率は,式(4)においてn=3及びj=1,2,3として,式(13)~式(15)による。7ここに,ri₁(A):室外側ガラス板の分光透過率P₁(A):室外側ガラス板の分光反射率(室外側方向から入射)p'i₁(A):室外側ガラス板の分光反射率(室内側方向から入射)rz₂(λ):中央のガラス板の分光透過率pz₂(A):中央のガラス板の分光反射率(室外側方向から入射)p'z₂A):中央のガラス板の分光反射率(室内側方向から入射)r₃₃(λ):室内側ガラス板の分光透過率p₃₃(λ):室内側ガラス板の分光反射率(室外側方向から入射)a₁(λ):室外側ガラス板の分光吸収率(室外側方向から入射)a₁(2)=1-t,(2)一pi,(A)α’(λ):室外側ガラス板の分光吸収率(室内側方向から入射)a'(λ)=1-t₁,j(2)-p',(a₂(λ):中央のガラス板の分光吸収率(室外側方向から入射)a₂(λ)=1-t₂₂(λ)—p₂₂(λ)a₂(λ):中央のカラス板の分光吸収率(室内側方向から入射)a₃(A):室内側ガラス板の分光吸収率(室外側方向から入射)a₃(λ)=1-t₃,₃(λ)-p₃₃(λ)7可視光透過率及び可視光反射率の算定方法7.1概要分光透過率及び分光反射率の値に,CIE昼光D₆₅のスペクトル及びCIE明順応の比視感度の波長分布によって得られる重価係数を乗じて加重平均し,可視光透過率及び可視光反射率を求める。分光透過率及び分光反射率の値は,簡条6による。7.2基礎式式(18)及び式(19)による。なお,D·V₂には,表3の波長範囲380~780nmの数值を用いる。●著作権法により無断での複烈,転載等は禁止されております。8R3106:2019ここに,ty:可視光透過率る分光反射率る分光反射率表3-可视光透過率及び可视光反射率を計算するための重価係数波長λ(nm)4004104204304404504604704804900.000.010.030.110.372.414.4522.6335.3254.2274.4092.8399.6199.5091.7183.3467.1456.8045.0733.4122.0714.658.564.892.630.570.290.160.069R3106:2019表表3可視光透過率及び可視光反射率を計算するための重価係数(続き)波長λ(nm)0.040.020.010.000.000.00注記8日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の值忙,日射の標準ス久卜儿分布を示す重価係数を乘C飞加熏平均L,日射透過率,日射反射率及下日射吸収率を求如る。分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の値は.簡条6による。8.2基礎式n枚(n≥1)のガラス板又は構成体の日射透過率t,日射反射率pε及び各ガラス板の日射吸収率ay(1なお,E₂·Aλには,表4における波長範囲300~2500nmの数値を用いる。これを満足しない波長範囲を用いるた意には,その旨を報告の数値に付記する。ただし.少なくた点波長範囲300~2.100nmを念まな●●pe:日射反射率a:室外側からj番目のガラス板の日射吸収率tμ(λ):n枚のガラス板から成る構成体の分光透過率p(λ):n枚のガラス板から成る構成体の室外側からの入射に対すα(λ):n枚のガラス板から成る構成体内における室外側からj番目のガラス板の分光吸収率E₂:直達日射相対値の標準スペクトル分布外側からの入射に対する分光反射率及び室内側からの入射に対する分著作権法により無断での被製,転截等は禁止されております。R3106:2019表4-日射透過率,日射反射率及び日射吸収率を計算するための重価係数波長重価係数波長重価係数0.000.020.110.280.480.689.9647.4254.8144.792.202.3342.3238.5824.854004108.9125.474209.3827.684308.7121.604402.044500.744604.664704804909.270.430.0920002.7120502100215022004.5022504.4423004.24235024002.7724502500注記R3106:20199日射熱取得率の算定方法9.1概要日射熱取得率は,簡条8による日射透過率に,入射する日射に対する,板ガラスを構成する各ガラス板に吸収されて室内へ伝達される熱流の比率の合計を加えて算出する。各ガラス板に吸収されて室内へ伝達される熱流の比率は,9.3に規定する室外側·室内側の表面熱伝達率,簡条8に規定する各ガラス板の日射吸収率,及び2枚以上のガラス板から成る構成体の場合は,9.4に規定する各ガラス板の間の熱抵抗によって求める。n枚(n≥1)のガラス板から成る構成体の日射熱取得率は,式(23)及び式(24)による。へ伝達される割合te,ay:簡条8によって求めた日射透過率及び日射吸収率の値Reg,Rm:室外側,室内側のガラス板の表面の熱伝達抵抗(9.3で求めるhext,hinの值の逆数とする。)R₄-u:室外側からk-1番目のガラス板とk番目のガラス板との間の中空層の熱抵抗(9.4で求めた熱コンダクタンスhの注記j=1,n=1のとき,式(24)の総和この中は,ゼロとなる。1~3枚のガラス板から成る構成体の日射熱取得率の計算式を例1~例3に示す。例11枚のガラス板の場合1枚のガラス板の日射熱取得率は,式(25)による。ここに,te,a:簡条8によって求めた日射透過率及び日射吸収率の値Rey,Rm:ガラス板の表面の熱伝達抵抗(9.3で求めた値例22枚のガラス板から成る複層ガラスの場合2枚のガラス板から成る複層ガラスの日射熱取得率は,式(26)による。●ここに,t;ael,ag:簡条8によって求めた日射透過率及び日射吸収率の値R,Rm:室外側,室内側のガラス板の表面の熱伝違抵抗(9.3でR₁₂:室外側と室内側のガラス板の間の中空層の熱抵抗(9.4例33枚のガラス板から成る複層ガラスの場合3枚のガラス板から成る複層ガラスの日射熱取得率は,式(27)による。0簡条8によって求めた日射透過率及び日射吸収率の值RexRmi:室外側,室内側のガラス板の表面の熱伝達抵抗R₁₂:空層の熱抵抗(9.4で求めた熱コンダクタンスh₅の逆数とする。)R₂₃:中央のガラス板と室内側のガラス板との間の中空層の熱抵抗(9.4で求めた熱コンダクタンスh₅9.3ここに,Eu,Emは,室外側·室内側に面するガラス板の修正放射率である。その値は,附属書JBによって算定した垂直放射率の値を,JISR3107のA.2(修正放射率の決定方法)によって修正放射率に換算して求め注記式(28)の右辺の第1項hext^Ee及びh₁m“Emは,放射伝熱成分であり,第2項he及びheimは,対流伝熱成分である。放射伝熱成分は,1枚のガラス板又は複層ガラスの室外側·室内側に面する表面の温度の関数であり,対流伝熱成分は,これらの表面温度及び室外側·室内側の風速の関数であるが,この規格では,近似的に表5による値を用いる。●R3106:2019表5一室外側·室内側の表面熱伝達率を求めるための係数単位W/(m²·K)表面夏期冬期放射対流放射対流室外側室内側なお,式(28)は,建築物の外皮の窓など垂直位置のガラスに限って適用する。垂直以外の傾斜角における日射熱取得率を求めるときには,式(28)による表面熱伝達率ではなく,適切なhx及びhの値を用いな9.4ガラス板の間の中空層の熱コンダクタンス複層ガラス及び真空ガラスを構成する隣り合うガラス板の間の中空層の熱コンダクタンスは,JISR3107の簡条5による。ただし,中空層の熱コンダクタンスの計算に用いる温度及び温度差の値は,表6に示す室外·室内の温度及び日射量,並びに9.3の室外側·室内側の表面熱伝達率を境界条件として,反復循環収束による数値計算によって求める。なお,n枚(n≥1)のガラス板から成る構成体において,室外側からj番目(1≤j≤n)のガラス板の温度T;は,式(29)による。ただし,To=Tx,T₁+i=Tmとし,Ro₁=Rex,Rnp+i=Rmとする。ここに,T:室外側からj番目のガラス板の温度Tx:室外温度Tim:室内温度Rex,Rm:室外側,室内側のガラス板の表面の熱伝達抵抗(9.3によR₇-:室外側からj-1番目のガラス板とj番目のガラス板との間にある中空層の熱抵抗(JISR3107の簡条5に規定する熱コンダクタンスの逆数とする。)I₄:室外側からk番目のガラス板の吸収熱(入射する日射の放射束と簡条8で求める日射吸収率との積)n:ガラス板の枚数表6一室外·室内の温度及び日射量夏期冬期室外温度273K(=0℃)室内温度298K(=25℃)日射量150994に規定する標準条件と同じである。1~3枚のガラス板から成る構成体におけるガラス板の温度の計算式を例1~例3に示す。例11枚のガラス板の場合例22枚のガラス板から成る複層ガラスの場合例33枚のガラス板から成る複層ガラスの場合ただし,2枚のガラス板から成る複層ガラス及び真空ガラスの場合,一般に使用される品種では,中空層の熱コンダクタンスの計算に用いる温度及び温度差に,表7の値を用いてもよい。表7-2枚のガラス板から成る複層ガラス及び真空ガラスの場合の温度条件夏期冬期2枚の力ラ又板の温度の平均值308K(=35℃)292K(=19℃)中空層の気体の平均温度308K(=35℃)2枚の力ラス板間の温度差報告には,受渡当事者間の協定によって,次のa)~g)の値を選択して記載する。ただし,a)~e百分率で小数点以下!桁に.!及びg)は,1に対する比率で小数点以下2桁に,四捨五入によって丸める。g)は,表5及び表6の夏期又は冬期のいずれによるものかを付記する。…式(28)及び表5によらない表面熱伝違率の値を用いる場合には,h)の事項を加える。また,.2.枚のガえス板か点成る複層ガえス及び真空がえスについて..反復循環収束による温度計算を行れずに..表7に規定まる温度及び温度差を用いて中空層の熱コンダクタンスを計算する場合には,.その旨を付記する。受渡当事者間の協定によって,板ガラスの構成を表す情報としてi~k)の事項を加えてもよい。a)可視光透過率b)可視光反射率c)日射透過率d)日射反射率e)日射吸収率f)…垂真放射率g)日射熱取得率h)室外側·室内側の表面熱伝違率i)ガラス板の厚さ及び修正放射率j)中空層の厚さ及び混合気体の容積割合k)合わせガラスを含む場合には中間膜の厚さ及び熱伝導率●●附属書AA.1一般この附属書は,ガラス板の可視光及び日射の波長域の分光透過率及び分光反射率の測定結果を,異なるガラス板の厚さ,異なるガラス板の種類及び薄膜種類の組合せの分光透過率及び分光反射率に換算する方A.2薄膜なし力ラの分光特性の换算方法表面に光学薄膜を施さないガラス板(以下,薄膜なしガラスという。)の分光透過率を用いて,同じ種類……(A.2)t,(2):p,(A):p₅(λ):riy(λ):t(A)t(A)P,(A)<,(A)Ap(A)AP(A)著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。化,ng(A):力之ス板の屈折率注記…窓がラスとして使れれるンーダ石灰ガえスでは..かえス品種(魚)による屈折率の進いは.!%未满上小<,実用上無视で意点S。なお,薄膜なしガラスの分光透過率rA),分光反射率p(X)が分光測定によって既知の場合は,式(A.5)~式(A.7)によって薄膜なしカラスの表面反射率p,(A)を求めてもよい。…………………(A.5)A=2-p(a)……………(A.6)B=p(X)²-2pX)-1-za)²……………(A.7)厚さyの薄膜なしガラスの内部透過率τ₂(X)は,同じガラス種類で厚さxの薄膜なしガラスの内部透過率ここに,zu(A):厚さxのガラス板の内部透過率(一)厚さxの薄膜なしガラスの内部透過率z(X)は,その分光透過率τ(A)を用いて式(A.9)による。A.3薄膜付きガラスの分光特性の換算方法A.3.1片側膜付きガラス0片側表面に光学薄膜を施したガラス板(以下,片側膜付きガラスという。)の分光透過率及び分光反射率を,異なるガラス種類及び/又は任意の厚さの基板ガラスの片側表面に同じ光学薄膜を施した片側膜付きガラスの分光透過率及び分光反射率に換算する方法について規定する。ここで,片側膜付きガラスに用いる光学薄膜のない状態のガラス板を基板ガラスという。0片側膜付きガラスの分光透過率zA),分光反射率p₁(A)及びp₂(X),並びに基板ガラスの表面反射率p₅(λ)及び内部透過率τ(X)が既知の場合は,図A.2に示す薄膜の透過率t(λ),反射率n(A)及びrz(2)は,式(A.10)~ここに,zü):片側膜付きガラスの分光透過率p₁(A):片側膜付きカラスの膜面側入射に対する分光反射率著作権法により無断での複製,転救等は禁止されております。p₂(λ):片側膜付きガラスの非膜面側入射に対する分光反射率Ps(A):力ラス板の表面反射率r₁(λ):薄膜の反射率(空気から薄膜への入射に対する)r₂(A):薄膜の反射率(ガラスから薄膜への入射に対する)p,t(2)t;@)室外薄膜基板ガラス室内図A.2一片側膜付きガラスの透過率及び反射率薄膜の透過率及び反射率は,基板ガラスの種類及び厚さにはよらないため,異なる種類及び任意の厚さの基板カラスとこの薄膜とを組合せた片側膜付きガラスの分光透過率xA),膜面側分光反射率p)及び非膜面側分光反射率p₂(d)は,式(A.10)~式(A.12)で得られる薄膜の透過率(A),反射率n(J)及びz(A),並びに基板ガラスの表面反射率ps(A及び内部透過率τ(A)を用いて,式(A.13)~式(A.15)によって算出する。なお,基板ガラスの内部透過率z(X)には,式(A.8)の厚さによる換算を適用できる。……………………(A.13)図A.3に示す両側表面に光学薄膜を施したガラス板(以下,両側膜付きガラスという。)の分光透過率xX),膜面a側分光反射率p₂(X),膜面b側分光反射率po(3)は,A.3.1によって得られる薄膜の透過率X),反射率rn(A)及びrz(X),並びに基板ガラスの内部透過率ェ(X)を用いて,式(A.16)~式(A.18)による。なお,基板ガラスの内部透過率t(A)には,式(A.8)の厚さによる換算を適用できる。●R3106:2019…………(A.18)PbPb(2)t(2)PaA)t₂(A)ra.(A)室外薄膜at₁(λ)△Pb₂(λ)Fa₂(λ)基板ガラス図A.3一両側膜付きガラスの透過率及び反射率合わせガラスの分光特性の換算方法この附属書は,合わせガラスの可視光及び日射の波長域の分光透過率及び分光反射率の測定結果を,異L個の層及びL+1個の界面から成る合わせガラスの透過率tμ+1及び反射率rt+l,ht+」は,その合わ式(JA.1)~式(JA.3)を用いて,i=1,j=L+1まで逐次計算することによって求める(図JA.1参照)101。 rr:j対する反射率●著作権法により無断での複製,転裁等は禁止きれております。R3106:2019界面の位置薄膜がない場合薄膜がある場合最も室外側の表面(j=1)t₁=1-Ps=/b.1=PsA.3.1による。合わせカラス内部の界面(j=2~L)ru=Dy=0最も室内側の表面(j=L+1)tL+1=1-psra+1=rb+1=Psここに,Ps:基板ガラスの表面反射率(A.2による。)注記日射の波長範囲におけるガラス及び中間膜の屈折率は同程度であるので,ガは“1”,反射率は“0”として扱う。rtirtib,L+1室外侧室内側内部透過率層図JA.1ーL個の層とL+1個の界面から成る合わせカラスJA.3合わせガラスの中間膜の内部透過率の算定方法2枚の薄膜なしガラスの間に1枚の中間膜を挟み込んだ構成の合わせガラス(層数L=3,図JA.2参照)の厚さによる換算を適用できる。●面の透過率及び反射率は,表JA.1による。合わせガラスの透過率₄及び反射率r;1A,b₄,,基板ガラス及●附属書JB(規定)常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透過率の測定方法並びに垂直放射率の算定方法測定に用いる分光測光器は,一般の化学分析用の赤外分光光度計に正反射測定用のアタッチメントを附属したものとし,次の条件を満足しなければならない。400cm~¹)を測定できるものでなければならない。ととし,測光値の正確さは最大目盛の2%以下で,繰返し精度は1%以下とする。d)波長精度分光測光器の波長目盛の偏りは,波数表示で,分光測光器の透過波長帯域の中心波数から入射角15°を超えないで試料面に放射線束を入射させ,正反射線束を表JB.1に示す波長について測定ある表面鏡を用いる。表面鏡は,フロート板ガラスなどの平滑な表面に金属材料を真空蒸着したものとす注記表面鏡の蒸着に用いる金属材料には,例えば,金,銅,アルミニウムがある。分光反射率が既知である表面鏡がないときには,次の標準条件でフロート板ガラスの表面にアルミニウムを真空蒸着した表面鏡を用いて,表JB.1に示すアルミニウム蒸着表面鏡の標準反射率の値を用いる。一蒸着速度:膜厚約5nm/sJB.2.1概要なお,板ガラスの面の垂直放射率の値は,0.89とする。したがって,JB.2.2に示す放射率の算定は,主(JB(JB.1)注記表JB.1に示す番号1~番号30の選定波長λ~/₃oの各波長は,283Kの黒体放射のスペクトル分布による重価係数が,全て等しくなるように選んだものである。测定波長範囲の上限が50μmに達しない分光測光器では,その上限波長におけるpn(A)の値をそれ以上の波長における値として用いる。垂直放射率ε₁の値は,式(JB.2)による。e=1-pn…………(JB.2)表JB.1一常温熱放射の放射率算定のために選定した波長及びその番号並びにその波長におけるアルミニウム蒸着表面鏡の標準反射率番号波長Al蒸着鏡の標準反射率番号波長Al蒸着鏡の標準反射率10.9780.98320.9790.98430.9800.98440.9800.98450.9800.98560.9810.98570.98120.30.98580.98121.70.98690.98123.30.9860.98225.20.9860.98227.70.9870.9820.9870.9830.9880.98343.90.9890.9830.989JB.3常温熱放射の波長域における分光透過率の測定方法及び透過率の算定方法JB.3.1分光透過率の測定JISR3107の附属書JBに記載する複層ガラスの中空層を分割するための樹脂製フィルム材について,常温熱放射の波長域における透過率の測定及び算定の方法を規定する。樹脂製フィルム材は,5~50μmの波長域における垂直入射に対する分光透過率を分光測光器によって測定しなければならない。JB.1.1に規定する分光測光器を用いて,試料面の法線方向から放射線束を入射させ,透過線束を表JB.1に示す波長について測定する。光路中に試料を揮入しない状態を基準とし,その分光透過率を1とする。なお,ガラス板は遠赤外線を透過させないため,ガラス板に接着して用いられる材料(合わせガラスに用いられる中間膜,ガラス板に貼付する樹脂製フィルムなど)は,常温熱放射の波長域の分光透過率を測定しなくてもよい。JB.3.2透過率の計算表JB.1に示す番号iの波長るにおける分光透過率tπ(A)から,式(JB.3)によって283K(10℃)の熱放著作権法により無断での複製,転報等は禁止されております。R3106:2019射に対する透過率nを計算する。測定波長範囲の上限が50μmに違しない分光測光器では,分光反射率測定と同様に,その上限波長における分光透過率の值をそれ以上の波長における値として用いる。参考文献[1]JISZ8113照明用語[2]JISZ8120光学用語[3]JISA2103窓及びドアの熱性能一日射熱取得率の計算[4]ISO15099,Thermalperformanceofwindows,doorsandshadingdevices-Detailedcalculations[5]M.Rubin:Opticalpropertiesofsodalimesilicateglasses,SolarEnergyMaterials12(1985),pp.275-288[6]M.Rubin,K.vonRottkayandR.Powles:WindowOptics,SolarEnergy,Vol.62,pp.149-161,[7]EN410:2011,Glassinbuilding—Determinationofluminousandsolarcharacteristicsofglazing[8]M.Herzberger,J.Opt.Soc.Am.32(1942)70著作権法により無断での複製,転截等は禁止されております。附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法(I)JISの規定国際規格番号(II)国際規格の規定(IV)JISと国際規格との技術的差異の簡条ごとの評価及びその内容(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及び今後の対策簡条番号及び题名内容簡条番号内容簡条ごとの評価技術的差異の内容1適用範囲適用範囲を定義。1適用範囲を定義。変更ISO規格では,常温熱放射の波長域で透過性を示す材料を適用範囲外としているが,JISではこれを含むISO規格では,拡散系ガラスの分光測定を適用範囲としているが,JISではこれを適用範囲外とした。JISR3107とともに,樹脂製フィルム材で中空層を分割した複層ガラスの熱性能の評価に対応するため変更した。我が国で一般的に使用されている分光測光器が拡散系ガラスの測定に対応していないため変更した。2引用規格1規格を規定。27規格を規定。変更ISO規格では,熱貫流率の測定法,演色性などに関する規格を引用しけを引用規格とした。JISでは,必要最小限の引用に絞った。3用語及び定義6項目を規定。3ISO規格で扱う性能值の種類を定義。変更JISでは,この規格で使用する用語を追加した。ISO規格では,紫外線透過率及び演色性の評価を含むが,JISではこれらを扱わないため削除ISO規格とJISとでは想定する日射スペクトルが異なるため,ISO規格の紫外線透過率の算定方法の重価係数をそのままJISに導入した場合,日射スペクトルとの整合が保たれない。従来から,我が国では紫外線透過率の算定はISO規格に基づくことが通例であるので,JISに紫外線透過率の算定方法を導入することは見送っまた,演色性の評価は我が国では普及していなため,これもJISに導入することは見送った。RR3106:2019(I)JISの規定国際規格番号(IⅢ)国際規格の規定(IV)JISと国際規格との技術的差異の簡条ごとの評価及びその内容(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及び今後の対策簡条番号及び題名内容簡条番号内容簡条ごとの評価技術的差異の内容4記号及添字15の記号及10の添字を定義。一一追加JISでは,記号と添字の一覧を追加した。技術的差違はない。ISO規格では,記号及び添字の一覧がないため,JISに追加した。5分光透過率及び分光反射率の測定可視光及び日射並びに常温熱放射の波長域における分光透過率及び分光反射率の测定法を規定。分光測定の方法について説明。変更ISO規格では,分光測定方法について定性的な説明にとどまるが,JISでは,分光測光器の波長範囲,分解能,測光精度及び波長精度を規定した。また,ISO規格では,常温熱放射の波長域における分光測定法は規定されないか,JISではこれを附属書JBに規定した。JISでは,拡散系ガラスの分光測定法を削除した。JISでは,分光測定に用いることができる機器を明確にするため,分光測光器の要求仕様を規定した。垂直放射率の決定方法について,従来よりJISR3106で規定しているため,これを踏襲した。ただし,今回の改正で常温熱放射の波長域における分光測定法の規定を附属書JBに集約した。我が国で一般的に使用されている分光測光器が拡散系ガラスの測定に対応していないため,これを適用範囲外とした。6分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の算定方法複数のガラス板からなる構成体の多重反射を考慮した分光透過率,分光反射率及び分光吸収率の算定方法を規定。可視光特性及び日射熱取得率の算定方法の一部として,構成体の多重反射を考慮し射率及び分光吸収率の算定方法を規定。一致ISO規格では,可視光特性及び日射熱取得率の算定方法の一部として多重反射の計算式を記載しているか,JISでは,多重反射計算式を簡条6に集約した。技術的差異はな構成体の多重反射計算は,可視光特性,日射特性及び日射熱取得率の算定に共通して用いられるため,重複した説明を避け,利用者の理解を容易とするため,それらの特性の算定方法の簡条の前に,多重反射計算式を集約した。7可視光透過率及び可視光反射率の算定方法可視光透過率及び可視光反射率の算定方法を規定。可視光透過率及び可視光反射率の算定方法を規定。一致JISでは,可視光特性の算定方法を簡条7にまとめた。技術的差異はな可視光の波長域の重価係数の値は,ISO規格とJISとで異なるが,相対的には等値であり,算定される可視光特性値は同RR3106:2019O(I)JISの規定国際規格番号(III)国際規格の規定(IV)JISと国際規格との技術的差異の簡条ごとの評価及びその内容(V)JISと国際規格との技術的差異の理由及び今後の対策簡条番号及び題名内容簡条番号内容簡条ごとの評価技術的差異の内容8日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法を規定。日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法を規定。変更JISでは,日射特性の算定方法を簡条8にまとめた。日射の波長域の重価係数は,ISO規格ではISO9845-1の全天日射を,JISではISO9845-1の直達日射を,それぞれ想定した日射スペクトルを用いている。日射の波長域の重価係数は,市場に混乱を生じさせないために,旧JISのものを踏襲した。なお,欧米などにおいてもISO規格の日射スペクトルは用いられておらず,日射特性の不整合を招いている。各国に共通の日射スペクトルを採用させるベくISO規格を見直すことが課題である。得率の算定方法日射熱取得率の算定方法を規定。日射熱取得率の算定方法を規定。変更ガラス板の日射吸収熱の室内側へ伝達される割合の計算において,ISO規格ではガラス板の熱伝導抵抗を考慮しているが,JISではこれを算入しない。板ガラス表面の熱伝達率について,ISO規格では,夏冬の区別なく室外側は一定値,室内側は修正放射率の関数として規定しているが,JISでは,室外側·室内側ともに修正放射率の関数とし,夏期及び冬期の値を規定している。ISO規格では,2枚のガラス板からなる複層ガラスの場合,中空層の熱コンダクタンスの計算に用いるガラス温度及び温度差の標準値を定めているが,JISでは,ガラス板の枚数によらず,ガラス温度を反復循環収束による数値計算で求めることを標準とした。そのため,JISではガラス温度の算出式を記載した。ガラス板の熱伝導抵抗は,中空層の熱抵抗に比べて十分に小さく,日射熱取得率への寄与は無視できるため,旧規格の計算式を踏襲した。板カラス表面の熱伝達率は,市場に混乱を生じさせないために,旧規格の設定を踏襲した。なお,傾斜窓における表面熱伝達率はISO規格にも規定されておらず,これをISO規格及びJISに導入することは今後の課題である。複層カガラスの仕様によってガラス温度が異なることを考慮することが中空層の熱コンダクタンスの算定に合理的であり,近年はコンピュータプログラムの普及により数値計算が容易であるため,反復循環収束計算による方法を標準とした。RR3106:2019(I)JISの規定国際規格番号(III)国際規格の規定(IV)JISと国際規格との技術的差異の簡条ごとの評価及びその内容及び今後の対策簡条番号及び題名内容簡条番号内容簡条ごとの評価技術的差異の内容10報告報告すべき各種特性値の表示桁数を規定。その他,受渡当事者間の協定によって報告する内容を規定。5報告する内容を規定。変更可視光特性及び日射特性の表示は,ISO規格では1に対する比率で小数点以下2桁であるが,JISでは百分率で小数点以下1桁とした。また,JISでは,受渡当事者間の協定によって付加情報を報告するこ可視光特性及び日射特性の表示桁数は,市場に混乱を生じさせないために,旧規格を踏襲した。附属書A(規定)分光特性の换算方法を規定。AnnexA分光特性の换算方法を規定。追加薄膜なしガラス及び片側膜付き力ラスの分光特性の換算方法は,ISO規格とJISとで技術的差違はない。JISでは,両側膜付きガラスの換算方法を追加した。JISでは,国内市場に対応するために,両側膜付きガラスの換算方法を追加した。ただし,これは,片側膜付きカラスの換算方法の単純な拡張である。附属書JA(規定)合わせガラスの分光特性の换算方法を規定。一追加JISでは,合わせガラスの分光特性の換算方法を附属書JAに追加した。ISO規格には記載がない。ISO規格の基であるEN410に規定されており,これを導入することで,代表的な合わせガラスの分光測定結果から多種多様の合わせガラスの分光特性を合理的に算定することが可能となるため,これを追加した。附属書JB(規定)常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透過率の測定方法並びに垂直放射率の算定方法を規定。一一追加JISでは,常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透過率の測定方法並びに垂直放射率の算定ISO規格には規定されず,ISO10292の附属書Aに垂直放射率及び修正放射率の決定方法が規定され常温熱放射の波長域の分光測定及び垂直放射率の算定方法についてはEN12898に既に規定されており,これを基に新たなISO規格が策定されようとしている。今後,これに対応するJISを策定することを視野に入れて,本文から分離して附属書とした。JISと国際規格との对応の程度の全体評価:ISO9050:2003,MODRR3106:2019注記1簡条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。一一致……………技術的差異加ない。一追加………………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。一変更……………国際規格の規定内容を変更している。注記2JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。-MOD…………国際規格を修正している。RR3106:2019口R3106:2019附属書口R3106:2019(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表現行規格(JISR3106:2019)旧規格(JISR3106:1998)改正理由条番号及び題名内容簡条番号及び題名内容規格の名称方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法規格の名称Testingmethodontransmittance,andevaluationofsolarheatgaincoefficient規格の内容に合わせて,規格の名称を変更した。規格の構成規格の構成計算手順を明解にするために,規格の構成を大幅に変更した。簡条6ではガラス板の分光特性を用いた多重反射計算によって複層ガラスのような構成体の分光特性の計算式をまとめ,簡条7及び簡条8ではその分光特性を対象波長領域の積分によって可視光特性及び日射特性を求める計算式をまとめ,更に簡条9ではその日射特性によって日射熱取得率を求める計算式及び計算条件をまとめた。ただし,旧規格から計算式の変更はない。8日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定方法日射の標準スペクトル分布を示す重価係数には,表4における波長範囲300~2500nmの数值を用いる。これを満足しない波長範囲を用いるときには,その旨を報告の数値に付記する。ただし,少なくとも波長範囲300~2100nmを含まなければならない。過率,日射反射率及び日射吸収率の算定直違日射相対値の標準スペクトル分布には,付表2における波長範囲300~2100nmの数値を用いる。これを超える波長範囲を用いるときには,その旨を報告の数値に付記する。日射特性の対象波長領域について,旧規格では300~2100nmを標準とし,2500nmまでの長波長側を考慮に入れることは選択肢としての扱いであった。これは,この規格の1998年の改正当時に普及していた分光測光器の制約によるものであったが,現在,我が国で一般的に使用している分光測光器では300~2500nmの波長領域の测定が可能となっており,対応国際規格及び欧州規格EN410においても日射の対象波長領域は300~2500nmとされていることから,今回の改正ではこれを標準条件とするように変更した。ただし,この波長領域を満たす分光測光器を利用できない場合には,補助的に測定可能な波長域を付記してその日射特性を示すことも許容している。現行規格(JISR3106:2019)旧規格(JISR3106:1998)改正理由簡条番号及び題名内容簡条番号及び題名内容9.4方ラス板の間の中空層の熱コ複層ガラス及び真空ガラスの中空層の熱コンダクタンスの計算に用いる温度及び温度差の値は,室外·室内の温度及び日射量,並びに室外側·室内側の表面熱伝達率を境界条件として,反復循環収束による数値計算によって求める。ただし,2枚のガラス板から成る複層ガラス及び真空ガラスの場合,一般に使用される品種では,中空層の热コンダクタンスの計算に用いる温度及び温度差に既定値を用いてもよい。力ラスの熱抵抗複層ガラスの中空層の熱コンダクタンスを求めるために必要なガラス板の温度は中空層の熱コンダクタンスの関数であり,中空層の熱コンダクタンスはガラス板の温度の関数であるので,ガラス板の温度及び中空層の熱コンダクタンスの正確な値は,反復収束による数値計算で求める必要がある。2枚のカラス板から成る複層ガラスの場合,一般に使用される品種では,中空層の熱コンダクタンスの計算に用いる温度及び温度差に既定値を用複層ガラス及び真空ガラスの構成によって計算方法の取报いが異なることは混乱を招くこと,2枚のガラス板からなる複層ガラス及び真空ガラスでも実際には仕様によって温度分布が異なること,近年はコンピュータプログラムにより収束計算が容易に実施可能であることなどの理由によって,複層カラス及び真空ガラスを構成するガラス板の枚数にかかわらず温度収束計算を実施することを標準の計算手順とした。ただし,数値計算に不慣れな計算実施者のために2枚のカラス板から成る複層ガラス及び真空ガラスのための標準温度を補助的に用いてもよいこととした。これに関連して,温度収束計算の境界条件としての受照日射量は,旧規格では記載されていなかったが,今回の改正では,JISA2103及びISO15099を参考にして,夏期500W/m²及び冬期300W/m²と規定した。また,旧規格の温度収束計算に用いるガラス板の温度の計算式の不具合を修正した。(規定)分光特性の换算方法ガラス板の可視光及び日射の波長域の分光透過率及び分光反射率の測定結果を,異なるガラス板の厚さ,異なるガラス板の種類及び薄膜種類の組合せの,分光透過率及ぴ分光反射率に換算する方法について規定す一国内市場に対応するために附属書を追加した。既に対応国際規格の附属書に規定されているものであ(規定)合わせガラスの分光特性の换算方合わせガラスの可視光及び日射の波長域の分光透過率及び分光反射率の測定結果を,異なる合わせガラス構成の分光透過率及び分光反射率に換算する方法について規定す一国内市場に対応するために附属書を追加した。既に欧州規格EN410の附属書に規定されているものでRR3106:2019怨怨R3106:2019改正理由簡条番号内容簡条番号及题名内容附属書JB(規定)常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透遏率の測定方法並不に垂直放射率の算定方法常温熱放射の波長域における分光反射率及び分光透過率の測定方法を規定し,それらの結果から垂直放射率及び透過率を算定する方法を規定する。一ISO/TC160(建築用ガラス)においてEN12898を基にカラスの放射率測定法を規定するISO規格を策定する計画があり,このISO規格が発行した後に対応するJISの制定を容易とするために,常温熱放射の波長領域における測定方法を附属書JBに集約した。光反射率の測定比較用の標準試料には,表JB.1に示す波長での分光反射率が絶対測定法又は相対測定法によって既知である表面鏡を用いる。表面鋭は,フロート板ガラスなどの平滑な表面に金属材料を真空蒸着したものとする。分光反射率が既知である表面鏡がないときには,フロート板ガラスの表面にアルミニウムを真空蒸着した表面鏡を用いて,表JB.1に示すアルミニウム蒸着表面鏡の標準反射率の値を用いる。4.4.2分光反射率の測定比較用の標準試料には,フロート板ガラスの表面にアルミニウムを真空蒸着した表面鏡を用いる。標準試料の分光反射率の値は,原則として絶対測定法によって検定済みの基準表面鏡との比較で求めるが,検定済みの表面鏡がないときには,付表3に示す標準反射率の値を用い絶対測定法によって分光反射率を検定した表面鏡が入手困難となっていること,及び海外では標準試料にアルミニウム以外の金属材料(例えば,金)を真空蒸着したものが一般的に使用されていることを鑑みて,標準試料の要件を変更した。受けて,その対応規格であるJISR3107の制定にせて,関連するこの規格も1998年に改正(以下,旧回目の改正に至った。2今回の改正の趣旨“WindEye”の計算ロジック(ガラス温度を収束計算によって求める)とは完全には整合しない。省エネ様のガラス板の分光特性を計算によって求めることを可能とした。さらに,窓の熱性能計算プログラムR3106:2019解説の計算式及び計算条件の不備を修正した。これらによって,省エネルギー基準適合義務化などの制度におこの規格の改正作業では,当初,旧規格の適用範囲にある“ただし,型板ガラスなど拡散透過性のガラ視光,日射及び常温熱放射のいずれの波長領域も拡散光に対する分光測定が可能な装置が一般に普及して分に大きな開口をもつ積分球を用いること”とし,定性的な記述ではあるが要求事項が規定され,拡散透過性のガラスの分光測定に適用できることとしている。そこで,今回の改正において,拡散透過性のガラスの取扱いを審議した。まず,生産者3社,一般財団法人建材試験センター及び分光測光器メーカーである株式会社日立ハイテクサイエンスの参加を得て,拡散系ガラスの分光測定ラウンドロビンテストを実施した。このうちの3者は,欧米で主流となっている直径150mmの積分球を用い,それ以外は国内で一般社の測定結果に差違が生じることが確認された。審議の結果,国内の各測定機関の現有装置のままでは拡散系ガラスの分光測定を標準化することはできないとの判断に至り,今回の改正でも,型板ガラスなどの対応国際規格では,常温熱放射の波長領域で透過性状をもつ材料(例えば,樹脂製シート)は,適用範囲外とされているが,今回の改正では,附属書にこの波長領域の分光透過率の測定方法及び透過率の算定方法を規定し,この規格と同時に改正したJISR3107の附属書では,この波長領域での透過を考慮した中空層の熱コンダクタンスの計算方法を規定したため,このような材料をこの規格の適用範囲に含めることなお,日射調整,飛散防止,貫通防止などの目的でガラス板に貼付するフィルム材の各種性能の評価方る場合に限り,この規格を適用することができる。ただし,この規格の適用範囲と同様に,拡散透過性の主な改正点は,次のとおりである。過率·反射率·放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法”に変更した。これに合わせて,英語の名称も変更した。b)算定方法(簡条6~簡条9)計算手順を明解にするために,簡条構成を大幅に変更した。簡条6では算式をまとめ,簡条7及び簡条8ではその分光特性を対象波長領域の積分によって可視光特性及び日射特性を求める計算式をまとめ,更に簡条9ではその日射特性によって日射熱取得率を求める計算式R3106:2019解説室外側及

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