JIS G4110-2008 高温下压力容器用高强度铬钼和铬钼钒合金钢板

G 4110：2008 （1） 目 次 序文1 1 適用範囲1 2 引用規格1 3 種類及記号並適用厚2 4 製造方法及熱処理2 4.1 製造方法2 4.2 熱処理及熱処理記号2 5 化学成分3 5.1 溶鋼分析値3 5.2 製品分析値3 6 機械的性質4 6.1 降伏点又耐力，引張強，伸，絞及曲性4 6.2 吸収4 7 形状，寸法，質量及許容差 5 8 外観5 9 試験5 9.1 分析試験5 9.2 機械試験6 9.3 他試験6 10 検査6 11 再検査7 12 表示7 13 報告7 附属書 JA（参考）JIS 対応国際規格対比表8 G 4110：2008 （2） 規格，工業標準化法第 14 条準用第 12 条第 1 項規定基，社団法人日本鉄鋼 連盟(JISF)， 工業標準原案具日本工業規格改正申出， 日本工業標準調査会 審議経，経済産業大臣改正日本工業規格。 ，JIS G 4110:2004 改正，規格置換。 規格，著作権法保護対象著作物。 規格一部，特許権，出願公開後特許出願，実用新案権又出願公開後実用新案登録出願 抵触可能性注意喚起。経済産業大臣及日本工業標準調査会，特許 権，出願公開後特許出願，実用新案権又出願公開後実用新案登録出願係確認，責任 。 日本工業規格 JIS G 4110：2008 高温圧力容器用高強度鋼及 鋼鋼板 High strength chromium-molybdenum and chromium-molybdenum-vanadium alloy steel plates for pressure vessels under high-temperature service 序文 規格対応国際規格，ISO 9328-1 及 ISO 9328-2 ， JIS 及 ASTM 調和点，整合化至。，ISO 9328 改正進，20032004 年 JIS 及 ASTM 織込 ISO 9328 第 2 版発行。今回，ISO 整合性配慮， 規格改正行。 規格，2003 年第 2 版発行 ISO 9328-1 及 2004 年第 2 版発行 ISO 9328-2 基，技術的内容変更作成日本工業規格。 ，規格側線又点線下線施箇所，対応国際規格変更事項。 変更一覧表説明付，附属書 JA 示。 1 適用範囲 規格，高温使用圧力容器用高強度鋼及 鋼熱間圧延鋼板（以下，鋼板。 ）規定。 注記 規格対応国際規格及対応程度表記号，次示。 ISO 9328-1:2003，Steel flat products for pressure purposesTechnical delivery conditionsPart 1: General requirements ISO 9328-2:2004，Steel flat products for pressure purposesTechnical delivery conditionsPart 2: Non-alloy and alloy steels with specified elevated temperature properties （全体評価：MOD） ，対応程度表記号(MOD)，ISO/IEC Guide 21 基，修正示 。 2 引用規格 次掲規格，規格引用，規格規定一部構成。 引用規格，最新版（追補含。 ）適用。 JIS G 0320 鋼材溶鋼分析方法 JIS G 0321 鋼材製品分析方法及許容変動値 JIS G 0404 鋼材一般受渡条件 JIS G 0415 鋼及鋼製品検査文書 JIS G 0560 鋼試験方法 2 G 4110：2008 JIS G 0801 圧力容器用鋼板超音波探傷検査方法 JIS G 3193 熱間圧延鋼板及鋼帯形状，寸法，質量及許容差 JIS Z 2201 金属材料引張試験片 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 2242 金属材料衝撃試験方法 JIS Z 2248 金属材料曲試験方法 3 種類及記号並適用厚 鋼板種類 3 種類，種類記号及適用厚，表 1 。 表 1種類記号及適用厚 単位 mm 種類記号 適用厚 SCMQ4E SCMQ4V SCMQ5V 6 以上 300 以下 4 製造方法及熱処理 4.1 製造方法 鋼板，鋼製造。 4.2 熱処理及熱処理記号 4.2.1 熱処理 4.2.1.1 鋼板熱処理 鋼板，焼入焼戻又焼焼戻熱処理行。鋼板熱処理，次。 a) SCMQ4E 鋼板，焼入焼戻行。SCMQ4V 及 SCMQ5V 鋼板，焼焼戻行。 ， 受渡当事者間協定， SCMQ4E 焼焼戻， SCMQ4V 及 SCMQ5V ，焼入焼戻。 b) 焼入，焼又焼戻温度，表 2 。 c) a)熱処理注文者行場合，製造業者供給鋼板，指定限圧延，圧延 後応力除去焼行。 d) 注文者実施焼戻又溶接後熱処理温度表 2 焼戻温度場合，製造業者，表 2 温度以下焼戻。，場合焼戻温度，SCMQ4E 595 以上， SCMQ4V 及 SCMQ5V 625 以上。 表 2鋼板熱処理温度 単位 種類記号 焼入温度又 焼温度 焼戻温度 SCMQ4E 620 以上 SCMQ4V SCMQ5V 900 以上 675 以上 3 G 4110：2008 4.2.1.2 熱処理指示 熱処理指示，次。 a) 注文者，注文書製造業者行鋼板熱処理及必要場合，試験片熱処理条件及回数 明示。 b) 4.2.1.1c)注文者鋼板熱処理行場合，旨注文書指示，製造業者 行試験片熱処理条件明示。 4.2.1.3 試験片熱処理 試験片熱処理， 鋼板採取供試材状態行， 試験片， 熱処理後供試材採取。 4.2.2 熱処理記号 注文書記入鋼板及試験片熱処理記号，次。 a) 鋼板焼焼戻行場合 N b) 鋼板焼入焼戻行場合 Q c) 鋼板応力除去焼行場合 P d) 試験片焼焼戻行場合 TNT e) 試験片焼入焼戻行場合 T f) 試験片溶接後熱処理相当熱処理行場合 SR 例 SCMQ4V NTSR SCMQ4V 鋼板焼焼戻行，更試験片溶接後熱処理 相当熱処理行場合 SCMQ5V PTNT2SR SCMQ5V 鋼板応力除去焼行，更試験片焼焼戻 行後，溶接後熱処理相当熱処理 2 回行場合 5 化学成分 5.1 溶鋼分析値 鋼板，9.1 試験行，溶鋼分析値，表 3 。 5.2 製品分析値 注文者要求鋼板製品分析行場合，9.1 試験行，製品分析値，表 4 。 表 3化学成分（溶鋼分析値）a) 単位 種類 記号 C Si Mn P S Cr Mo V SCMQ4E 0.50 以下 0.015 以下 0.03 以下 SCMQ4V 2.002.50 0.250.35 SCMQ5V 0.17 以下 0.10 以下 0.300.60 0.015 以下 0.010 以下 2.753.25 0.901.10 0.200.30 注 a) 必要応，次合金元素添加。 SCMQ4E: Cu 0.40 以下，Ni 0.40 以下，Nb 0.02 以下。 SCMQ4V 及 SCMQ5V: Cu 0.40 以下，Ni 0.40 以下，Nb 0.07 以下，Ti 0.035 以下，B 0.003 以 下，Ca 0.015 以下，La Ce 合計量 0.015 以下。 4 G 4110：2008 表 4化学成分（製品分析値）a) 単位 種類 記号 C Si Mn P S Cr Mo V SCMQ4E 0.55 以下 0.04 以下 SCMQ4V 1.882.62 0.230.37 SCMQ5V 0.17 以下 0.13 以下 0.270.63 0.015 以下0.015 以下 2.633.37 0.851.15 0.180.33 注 a) 必要応，次合金元素添加場合製品分析値，次。 SCMQ4E: Cu 0.43 以下，Ni 0.43 以下，Nb 0.02 以下。 SCMQ4V 及 SCMQ5V: Cu 0.43 以下，Ni 0.43 以下，Nb 0.08 以下，Ti 0.045 以下，B 0.003 以 下，Ca 0.015 以下，La Ce 合計量 0.015 以下。 6 機械的性質 6.1 降伏点又耐力，引張強，伸，絞及曲性 鋼板，9.2 試験行，降伏点又耐力，引張強，伸，絞及曲性，表 5 。 ，曲性場合，曲試験片外側裂生。 注記 曲性試験実施，9.2.1 参照。 表 5降伏点又耐力，引張強，伸，絞及曲性 曲性 内側半径 厚 mm 種類 記号 降伏点 又耐力 N/mm2 引張 強 N/mm2 伸 a) 絞 引張 試験 片 b) c) 曲 角度 25 以下 25 超 50 以下 50 超 150 以下 150 超 SCMQ4E 380 以上 SCMQ4V SCMQ5V 415 以上 580 760 18 以上45 以上10 号 180 厚 1.25 倍 厚 1.5 倍 厚 1.75 倍 厚 2.00 倍 注記 1 N/mm2 = 1 MPa 注 a) 厚 90 mm 超鋼板 10 号試験片伸，厚 12.5 mm 又端数増，表伸 値 0.5 減。，減限度 3 。 b) 鋼板厚薄， 10 号試験片採場合，標点距離平行部径 4 倍 10 号相似試験片 用。 c) 厚 20 mm 以下鋼板，1A 号試験片用。場合，伸測定標点距離，50 mm ，破断部含測定。1A 号試験片用場合絞，表値 5 減。 6.2 吸収 厚 12 mm 超鋼板，9.2 試験行，吸収，表 6 。 5 G 4110：2008 表 6吸収 吸収 J 種類記号 試験温度 3 個試験片 平均値 個試験片値 試験片 SCMQ4E SCMQ4V SCMQ5V 18 54 以上 47 以上 V 試験片 圧延直角方向 7 形状，寸法，質量及許容差 鋼板形状，寸法，質量及許容差，JIS G 3193 。，鋼板長許容差及 場合幅許容差，特指定限 JIS G 3193 許容差 A 。厚許容差，表 7 。 表 7厚許容差 単位 mm 幅 a) 厚 1 600 未満 1 600 以上 2 000 未満 2 000 以上 2 500 未満 2 500 以上 3 150 未満 3 150 以上 4 000 未満 4 000 以上 5 000 未満 6.00 以上 6.30 未満0.75 0.95 0.95 1.25 1.25 6.30 以上 10.0 未満 0.85 1.05 1.05 1.35 1.35 1.55 10.0 以上 16.0 未満 0.85 1.05 1.05 1.35 1.35 1.75 16.0 以上 25.0 未満 1.05 1.25 1.25 1.65 1.65 1.95 25.0 以上 40.0 未満 1.15 1.35 1.35 1.75 1.75 2.15 40.0 以上 63.0 未満 1.35 1.65 1.65 1.95 1.95 2.35 63.0 以上 100 未満 1.55 1.95 1.95 2.35 2.35 2.75 100 以上 160 未満 2.35 2.75 2.75 3.15 3.15 3.55 160 以上 200 未満 2.95 3.35 3.35 3.55 3.55 3.95 200 以上 250 未満 3.35 3.55 3.55 3.75 3.75 4.15 250 以上 300 以下 3.75 3.95 3.95 4.15 4.15 4.75 側許容差，0.25 mm 。受渡当事者間協定，側許容差 0 mm 場合側許容差, 表数値 0.25 mm 加。 注 a) 幅 5 000 mm 以上場合許容差，受渡当事者間協定。 8 外観 鋼板外観，JIS G 3193 7.（外観）。，溶接補修行，注文者承認得 。 9 試験 9.1 分析試験 分析試験，次。 a) 分析試験一般事項及溶鋼分析試料採方，JIS G 0404 8.（化学成分）。 b) 製品分析試料採方，JIS G 0321 4.（分析用試料採取方法）。，供試材，破断 後引張試験片用。 6 G 4110：2008 c) 溶鋼分析方法，JIS G 0320 。，製品分析方法，JIS G 0321 。 9.2 機械試験 9.2.1 試験一般 機械試験一般事項，JIS G 0404 7.（一般要求）及 9.（機械的性質）。，供試材 採方，4.2.1.3 試験片熱処理行場合含，JIS G 0404 7.6（試験片採取条件及試験 片） A 類，試験片数，採取方向及採取位置，次。 ，曲試験，省略 1)。，特注文者指定場合，試験行 。 注 1) 試験，製造業者判断省略，曲性規定満足 意味。 a) 引張試験片及曲試験片数並採取方向 同一又同一鋼塊直接圧延同一熱処理 条件鋼板一括試験単位，最終圧延方向直角 1 個採取。 b) 衝撃試験片数及採取方向 同一又同一鋼塊直接圧延同一熱処理条件鋼板 一括試験単位供試材 1 個採取，試験片 3 個最終圧延方向直角採取。 c) 引張試験片及曲試験片採取位置 試験片中心，板幅 1/4 又近位置。引 張試験片 10 号試験片用場合，更，鋼板表面厚 1/4 。，厚 1/4 位置採場合，近位置。 d) 衝撃試験片採取位置 試験片中心，表面厚 1/4 位置，鋼板幅 1/4 又 近位置。，厚 1/4 位置採場合，近位置。 9.2.2 試験片 引張試験片，曲試験片及衝撃試験片，次。 a) 引張試験片，JIS Z 2201 1A 号又 10 号試験片。 b) 曲試験片，JIS Z 2248 1 号試験片。 c) 衝撃試験片，JIS Z 2242 V 試験片。 9.2.3 試験方法 引張試験，曲試験及衝撃試験方法，次。 a) 引張試験方法，JIS Z 2241 。 b) 曲試験方法，JIS Z 2248 。 c) 衝撃試験方法，JIS Z 2242 。 9.3 他試験 他試験，受渡当事者間協定，JIS G 0560 試験及 JIS G 0801 非破壊試験指定。場合，事前試験片採方，試験方法，受渡当 事者間協定。 10 検査 検査，次。 a) 検査一般事項, JIS G 0404 。 b) 化学成分，箇条 5 適合。 c) 機械的性質，箇条 6 適合。 d) 形状，寸法，質量及許容差，箇条 7 適合。 7 G 4110：2008 e) 外観，箇条 8 適合。 f) 他検査， 9.3 規定試験実施場合， 受渡当事者間協定 合意合否判定基準適合。 11 再検査 再検査，次。 a) 引張試験及曲試験合格鋼板，JIS G 0404 9.8（再試験）再試験行 ，合否決定。 b) 衝撃試験合格鋼板， 3 個試験片平均値規定値 85 以上， 個試験値 表 6 規定値 2 個以上合格場合，同一供試材最初試験片採近更 3 個試 験片採取再試験行，合否決定。場合，6 個試験片平均値及再試験 3 個個試験値，表 6 適合，合格。 c) 試験合格鋼板，熱処理又再熱処理行後，改試験行，合否決定 。 12 表示 検査合格鋼板，鋼板次項目適切方法表示。 a) 種類記号及 4.2.2 熱処理記号 b) 溶鋼番号又検査番号 c) 寸法。JIS G 3193 3.（寸法表方）。 d) 製造業者名又略号 13 報告 JIS G 0404 13.（報告）。，注文時特指定，検査文書種類 JIS G 0415 表 1（検査文書総括表）記号 2.3（受渡試験報告書）又記号 3.1.B（検査証明書 3.1.B）。 ，化学成分，表 3 及表 4 注 a)場合，添加元素含有率成績表付 記。 附属書 JA （参考） JIS 対応国際規格対比表 JIS G 4110:2008 高温圧力容器用高強度鋼及 鋼鋼板 ISO 9328-1:2003，Steel flat products for pressure purposesTechnical delivery conditionsPart 1: General requirements ISO 9328-2:2004，Steel flat products for pressure purposesTechnical delivery conditions Part 2: Non-alloy and alloy steels with specified elevated temperature properties ()JIS 規定 ()国際規格規定 ()JIS 国際規格技術的差異箇 条評価及内容 箇条番号 及名称 内容 ()国際規格番 号 箇条番号 内容 箇条 評価 技術的差異内容 ()JIS国際規格技術的差 異理由及今後対策 1 適用範 囲 高温圧力容器用高 強度 鋼及 鋼鋼板。 ISO 9328-1 ISO 9328-2 1 高温用圧力容器用高 強度 鋼及 鋼鋼板。 変更 適用鋼種，合金鋼 ，ISO 規格多鋼 種一規格内規定。 JIS ，規格 鋼及 鋼 規定。 規格体系相違。日本，米国 ASME 体系同。本質的 問題，体 系変更，強制法規技術基準 大影響， 当面静 観。 2 引用規 格 3 種類及 記号並 適用 厚 3 種類規定。 ISO 9328-2 4.2 欧州 16 種類，日 米15 種類規定。 変更 ISO 規格，JIS 鋼種含 31 種類規定。 圧力容器技術基準， 世界的 ，ASME 欧州基準 2 種 類主流。ISO 規格，双方対 応共存規格。 4 製造方 法及熱 処理 鋼。熱処理 ， 焼入焼戻又 焼焼戻。 ISO 9328-1 ISO 9328-2 8.1 6.2 鋼 熱処理，焼入焼戻又 焼焼戻。 一致 追加 JIS，ISO 規格対応鋼種， 同等。 JIS 焼戻温度規定。 製造方法， 鋼明記 ISO 規格整合。熱処理，JIS 焼戻温度規定， 明確規定。 8 G 4110：2008 ()JIS 規定 ()国際規格規定 ()JIS 国際規格技術的差異箇 条評価及内容 箇条番号 及名称 内容 ()国際規格番 号 箇条番号 内容 箇条 評価 技術的差異内容 ()JIS国際規格技術的差 異理由及今後対策 5 化学成 分 溶鋼分析値， 製品分 析値規定。 ISO 9328-2 6.3 溶鋼分析値，製品分析値 規定。 変更 ISO 規格，JIS 包含 規定内容。 主要元素及特性結 強元素規定同等。 6 機械的 性質 常温引張特性， 衝撃 特性及曲特性 規定。 ISO 9328-2 6.4 欧州鋼材，常 温引張特性，高温引張特 性及衝撃特性，日米 鋼材，常温引 張特性及衝撃特性 規定。 追加 対応鋼種比較 JIS ，曲特性規定 。 使用者要求基， JIS， 従来規定曲特性 要求保持。 要求性能 規定， 試験省略 現行踏襲。 7 形状， 寸法，質 量及 許容差 JIS G 3193 。 ， 板厚 公差， 0.25 mm。 ISO 9328-1 4 受渡当事者間協定。協 定， ISO 7452 参 照。 変更 JIS G 3193 ISO 7452 ， 整合。，板厚 公差， ISO 規格， 0.30 mm 相違。 板厚公差，国内実績， 法規技術基準動向見対応 。 8